アプリを最新の .NET に移行する
.NET Framework アプリケーションと .NET Core アプリケーションをアップグレードすると、パフォーマンスと生産性が向上し、クラウドで新機能が利用できるようになります。
Visual Studio で簡単にアップグレード
Visual Studio から直接アップグレード アシスタントを使用して、アプリを最新の .NET バージョンにアップグレードします。プロジェクト ファイルを右クリックすれば、ツールがプロセスを案内してくれます。このツールによって、アプリケーションに最適なアップグレード タイプが選択され、いくつかの破壊的変更に対応し、新しい機能を使用するためにプロジェクト ファイルとコードがアップグレードされます。
CLI ツールを使用してアップグレードする
同様の機能が用意されている CLI バージョンのアップグレード アシスタントを使用することもできます。
コマンド ラインでの操作を希望される場合、またはアップグレード プロセスをスケールアップし、アップグレード アシスタントへの呼び出しを自動化する場合は、こちらの方法がおすすめです。
サポート対象のプロジェクト タイプと言語
.NET Framework、.NET Core、または .NET 5 以降のアプリケーションを最新の .NET (プレビュー バージョンを含む) にアップグレードできます。次のプロジェクト タイプがサポートされています:
- ASP.NET MVC
- Windows フォーム
- Windows Presentation Foundation (WPF)
- UWP から Windows アプリ SDK (WinUI)
- Xamarin.Forms から .NET MAUI
- Azure Functions
- コンソール
- ライブラリ
このツールでは、C# プロジェクトと Visual Basic プロジェクトがサポートされています。
カスタム コード変換を作成する
.NET アップグレード アシスタントには、アップグレード手順をカスタマイズし、独自のアップグレード要素とコード パターンをアップグレード ルーチンにフックできる拡張性ポイントが用意されています。
実績のあるアップグレード
Microsoft では、多くの製品とサービスを .NET 6 および .NET 7 にアップグレードしました。これにより、インフラストラクチャのコストが大幅に削減され、CPU 使用率が低下し、パフォーマンスが向上し、技術的負債が削減されました。
Optimizely のような企業では、.NET Upgrade Assistant を使用して、企業規模のアプリケーションを最新の .NET に移行しています。